ヴィクトリアン期、フローラルデザインのケース。
周囲はスカラップの様になっていて柔らかな雰囲気です。
スカラップに添うようにエングレービングされているのは波型?あるいは植物の葉?
お花のデザインがされている事からすると葉かな…とも思いますが波の様にも見えてしまいます。
波模様は【Continuation:続く】【 Eternity:永遠】等の意味合いを持つと言われていますし
植物模様は自然志向を好む当時の人々から愛されたデザインです。
どちらにしても小物として身に付ける物にも愛情を込めていたのだと思います。
本来はヴィネグレッタだったと思われる中蓋の跡があります。
表と裏のデザインが違いますのでどちらが見えても素敵です。
ピルケースやアクセサリーケースとして実用したり、ロケットの様に使われても。
状態:わずかに経年の小傷がありますが気にならない程度ですし、開閉もきちんと出来る良い状態です。
サイズ: 約4cm×約3cm(一番幅の広い所) 厚み:約1cm(外側部分)
Composition: Sterling Silver (Birminghamのhallmark)
Age : 1861年
maker's mark :FM(Frederick Marson of Spencer Street)