折り畳み式の小さなボタンフック。
昔の女性の装いに、小さなくるみボタンが沢山付いたドレスや靴を多く見かけます。
それらを留める時に便利に使われたフック、コルセットを締める時にも使われた様です。
このフックは小さいので外出時や旅行の時の携帯用として働いていたのかもしれませんね。
またフックと反対側には小さなヤスリが付いていてネイル用の物と思われます。
先端にはとがった頭が付いていた様ですが欠損しています。
表裏ともに同じデザイン、流れのある綺麗な模様です。
現代ではこのような道具を使う機会はあまり無いでしょうが
キーホルダーやチェーンの飾りとして使っても面白いかな☆と思います。
黒ずみ、小傷はありますが良い雰囲気を感じさせてくれます。
刻印、印字はありませんがおそらくシルバー800、1900年初期頃。
（フックにチェーンなどは付属していません）

サイズ：約5cm（折りたたんだ状態）　フックを出した長さ：約8.2cm

フックはまっすぐな状態になります

ヤスリの頭部分が欠損、ヤスリは千枚通しのような物で出す様になります